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「バッグプロテーゼ挿入」とも呼ばれる「豊胸バッグ挿入法」は、2カップ以上のバストアップを半永久的に保ちたい人向けの豊胸術です。
注入系の豊胸術(例:ヒアルロン酸注入法、脂肪注入法、アクアフィリングなど)はどうしても、施術後数年で体内に吸収されて元の胸の大きさに戻ってしまいますが、豊胸バッグであればその心配もありません。
使用される豊胸バッグの種類は数百以上。
自然な見た目、柔らかさで豊胸手術を受けたとバレにくいタイプも数多くあります。
伸縮性や強度にも優れているので、簡単に破れることはありません。
万が一破れても、内容物のシリコンや生理食塩水も安全性が高く、元々体内に流出しにくい構造になっているので安心です。
この記事の目次
豊胸バッグ挿入のメリット
半永久的にバストの大きさが維持できる
ヒアルロン酸や脂肪による注入系豊胸では、使用される成分が徐々に身体へ吸収されてしまい、長期間大きなバストを保つのは難しいです。
豊胸バッグ挿入法は、胸がしぼむことなく、挿入した当時とほぼ100%同じバストの大きさを半永久に維持できるのが最大のメリットです。
「脂肪注入法豊胸を受けたが、日が経つごとに胸が小さくなるのが嫌で、豊胸バッグを入れた」と言う人も少なくありません。
2カップ以上のバストアップが可能
ヒアルロン酸注入法や脂肪注入法など注入による豊胸は、せいぜい1~2カップ程度のサイズアップしかできません。
挿入する豊胸バッグの種類によっては、1~5カップのバストアップが可能です。
「2カップ以上大きくしたい」「大きな胸を保ちたい」という人に、豊胸バッグ挿入が人気を集めています。
自分好みの豊胸バッグの種類が豊富
豊胸バッグの種類は数百種類以上あり、自分の体型や希望のバストサイズ、触り心地などを踏まえながら選ぶことで、自分のイメージ通りの形や大きさにしやすいです。
形状も、ラウンド型、アナトミカル型、アシンメトリー型など様々にあり「仰向けになった時、不自然にならないような胸にしたい」などの希望にも応じてくれます。
「豊胸バッグは硬い、不自然」というイメージがありますが、最新の技術の進歩によって、見た目や触り心地に違和感のないバストを作ることも可能になりました。
痩せている人でも豊胸が受けられる
脂肪注入法豊胸だとバストに注入可能なだけの脂肪を自分の身体から吸引する必要があり、痩せている人には不向きです。
豊胸バッグ挿入では体型問わず、自分の好みの胸の大きさが作れます。
ただし胸が元々なく、かなり小さい人は、2カップ程度までのバストアップに留めておいた方が、不自然な形や硬さにならずに済みます。
豊胸バッグ挿入のデメリット
- メスを使って切開、数センチの傷跡が残る
- 将来的に豊胸バッグの入れ替えが必要
- 麻酔使用で入院が必要なことも
- ダウンタイムが長い
- 後遺症のリスクがやや高い
- 豊胸バッグの変形、破損
- マンモグラフィ検査が受けられない
- 定期的なメンテナンスが必要
メスを使って切開、数センチの傷跡が残る
豊胸バッグを入れる為の切開は、アンダーバストの部分やワキなど、目立たない部分で行なわれますが、どうしても5cm程度の傷跡が残ります。
傷跡が目立たなくなるまで数週間はかかるので、ワキ切開の場合、当分の間はノースリーブや水着になる恰好は避けた方が良いです。
参照:縫い目や傷跡が残る、残りにくい豊胸手術法を比較してみた
将来的に豊胸バッグの入れ替えが必要
豊胸バッグの耐久性や皮膚のたるみ、リップリングなどの後遺症の起こりやすさを考えると、10年に1回は豊胸バッグの入れ替えをした方が良いです。
参照:半永久って本当?豊胸バッグが寿命きたら、入れ替えや抜去は必要になる?
麻酔使用で入院が必要なことも
豊胸バッグ挿入による豊胸手術は、全身麻酔または静脈麻酔で行なわれます。
静脈麻酔の場合、一時的に麻酔を切り、胸の大きさや形を確認することも可能です。
注入による豊胸だと局所麻酔で済み当日に帰宅できますが、全身麻酔による施術は1日の入院が必要な場合もあります。
ダウンタイムが長い
数ある豊胸術の中でも、ダウンタイム(施術から回復までの期間)が長いです。
術後は強い筋肉痛のような痛みや腫れが数週間続きます。
豊胸バッグ豊胸を希望する人は、仕事や家事で忙しい時期を避けて、なるべく数日休みがとれる時に行なうと良いでしょう。
参照:家事や仕事に影響を出したくない!ダウンタイムが少ない豊胸手術法とは
後遺症のリスクがやや高い
豊胸バッグ挿入法は、大掛かりな手術が必要になる為、どうしても後遺症や合併症のリスクが高まります。
カプセル拘縮、リップリング、位置の異常などでバストの見た目が悪かったり、施術後の感染症の発症、血腫などが起こる可能性もあります。
「気軽に胸を大きくしたい」と考えている人は、ヒアルロン酸注入や脂肪注入法豊胸が向いています。
参照:豊胸手術後に発熱、微熱が……考えられる3つの原因と対処法とは?
豊胸バッグの変形、破損
豊胸バッグの耐久性は昔と比較してかなり良くなっていますが、変形や破損の可能性は否定できません。
万が一豊胸バッグが破損しても、中身は安全性が高いものなので身体に害はありません。
また最近は破れても体内に漏れにくい「コヒーシブタイプ」の豊胸バッグが主流になっています。
ただし変形、破損した豊胸バッグを入れ続けていると、見た目が悪かったり、内部を圧迫したりとあまり良くないので、豊胸バッグの抜去が必要です。
抜去の際に新しい豊胸バッグを入れ直したり、脂肪やヒアルロン酸注入でバストアップしたりする方法があわせて利用できます。
参照:豊胸バッグ挿入手術の後遺症「リップリング」が起こる原因と改善策は?
マンモグラフィ検査が受けられない
乳がん検診で受けるマンモグラフィ検査は、胸をプラスチックの板で挟み圧迫して、レントゲンを撮るので、豊胸バッグが入っていると破損の可能性があり、マンモグラフィ検査を受けられません。
超音波を使ったエコー検査を利用するか、どうしてもマンモグラフィ検査を受けたい場合は他の豊胸術(ヒアルロン酸注入や脂肪注入法など)を選択する必要があります。
参照:豊胸手術後はマンモグラフィが受けられない!?乳がん検診に行ける3通りの方法
定期的なメンテナンスが必要
「施術が終われば、クリニックに行かなくて良い」訳ではなく、術後は定期的にクリニックへ通い、診察やマッサージを受ける必要があります。
術後翌日はドレーン除去、数日後に診察と包帯交換、1週間後に抜糸、2~3週間後は診察、1ヶ月以降は毎月1回の診断とマッサージ……という流れで行なわれます。
豊胸バッグの中にはマッサージの必要がないタイプもあるので「面倒なマッサージを毎回したくない」という人は、医師に相談してみると良いでしょう。
豊胸バッグ挿入法の料金相場
料金相場は250,000円~850,000円。
美容整形を目的とした豊胸手術は自由診療になるので、クリニックによって料金が異なります。
湘南美容外科クリニック | 料金 |
---|---|
スーパープレミアムバッグ | 233,500円 |
SBCエンジェルバッグ | 379,500円 |
豊胸インプラントバッグMotiva | 581,000円 |
聖心美容外科 | 料金 |
---|---|
ソフトコヒーシブタイプ | 725,000円 |
アナトミカルコヒーシブタイプ | 805,000円 |
渋谷美容外科クリニック | 料金 |
---|---|
豊胸バッグ | 498,000円 |
ヒアルロン酸や脂肪注入法豊胸と異なり「1カップ大きくする為に何cc注入するから、料金は×××円」というような、注入量によって料金が変わることはありません。
他の豊胸術と比較して費用は高めですが、大掛かりな手術が必要だったり、ダウンタイムが長くアフターケアに手間がかかったりするので、どうしても高額になりがちです。
豊胸バッグ挿入法豊胸の料金に含まれている費用は以下の通りです。
- 豊胸バッグ代
- 豊胸バッグ挿入の手術費
- 施術に必要な麻酔
- 痛み止めなど処方薬
- 拘縮予防薬1か月分
- 高周波温熱トリートメント
- 血液検査費
ただし各クリニックによって、アフターケアやカウンセリング、オプションで、料金が別途必要な場合もあります。
カウンセリング時には、豊胸バッグや手術にかかる料金だけでなく、豊胸手術後の処方薬や豊胸バッグの拘縮を防ぐアフターケアなどの費用に関しても確認しておきましょう。
また料金は使用する豊胸バッグの材質や種類でも値段が変わります。
クリニックで使用されている主な豊胸バッグの種類と特徴をまとめました。
【聖心美容クリニック】
ソフトコヒーシブタイプ:中身のシリコンが漏れにくい構造で安全性が高い。
アナトミカルコヒーシブタイプ:下方が自然なしずく型で日本人の体型向き。
【湘南美容外科クリニック】
スーパープレミアムバッグ:安全性、伸縮性、耐久性に優れたテクスチャードタイプ。
SBCエンジェルバッグ:増量シリコンで、よりソフトで自然な感触。
豊胸インプラントバッグMotiva:強い強度と伸長率、柔らかな肌触りをもつ最新式。
【渋谷美容外科クリニック】
ソフトコヒーシブシリコン:自然な柔らかさがあり、乳房マッサージの必要なし。
CMCハイドロジェル:フランス厚生省やEUの認可を受けており安全性に定評あり。
生理食塩水:完全無菌で破れても安全。
豊胸バッグの種類によって、触り心地や見た目の違和感の無さ、万が一破れた時の安全性、拘縮が起こる確率、乳房マッサージの必要性などがそれぞれ違います。
あわせて読みたい:
触り心地や安全性に違いあり!豊胸バッグ(人工乳腺)の種類と特徴は?
希望するバストカップにこだわるだけでなく、自分の胸にあった豊胸バッグを選ぶようにしましょう。カウンセリングや診察時に実際に触って確かめられるクリニックもあります。
最後に
痩せ型の体型の人が豊胸バッグによる豊胸を受けると、どうしても豊胸バッグの輪郭が浮き出やすくなったり、見た目が不自然になったりすることが多々あります。
それを解決する対策としては「脂肪注入法+豊胸バッグ挿入」を組み合わせること。この施術方法は「ハイブリッド豊胸」と呼ばれます。
あわせて読みたい:
プロテーゼ+脂肪注入で自然な仕上がり!ハイブリッド豊胸が人気の理由とは
太ももやおしり、背中など自分の脂肪を吸引して、豊胸バッグの輪郭にあわせて注入することで、より自然な見た目で触り心地の柔らかなバストを作ります。
自分の気になる余分な脂肪を使えるので、バストアップ+痩身の一挙両得ができます。
「大きな胸を長期的に維持したいけど、不自然に見えるのはイヤ」という人は、脂肪注入法も合わせて行なうと良いのではないでしょうか。
豊胸バッグ挿入法は施術後回復するまでのダウンタイムが長く、なかなかしんどい思いをしやすい豊胸術です。
それでも「ヒアルロン酸や脂肪はすぐに吸収されるから、大金をかけた意味がない」「2カップ以上胸を大きくして、貧乳と呼ばれない胸にしたい」と思う人は、やってみて後悔しない方法だと言えます。