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Q.豊胸手術後、熱が出ました。
なぜ発熱があるのでしょうか?
A.豊胸手術後、微熱や発熱が出ることが多々あります。
原因は主に3種類あり、受けた豊胸手術の術式によって、原因や症状の程度が異なります。
基本的に抗生物質などを飲んで様子を見ます。
あまりにも状態がひどい場合は、再手術が必要なこともあります。
発熱、微熱の原因
- 術後の体調不良
- 感染症
- 血腫(けっしゅ)
術後の体調不良
術後は身体の免疫力が低下しているので、体調不良から熱が出たり、発熱が起きたりすることが多々あります。
体温も微熱から38~39度の高温まで人それぞれ。
ずっと続くようであれば感染症の可能性がありますが、術後直後の発熱であれば抗生物質と点滴で様子を見てみましょう。
感染症
感染症は術後すぐに発病するとは限りません。
風邪やインフルエンザとは違う感じの発熱、微熱がある場合は、感染症の可能性があります。
【豊胸バッグ挿入法】
豊胸バッグを挿入するための切開部分から雑菌が入ることで起こります。
部分的な腫れや赤み、発熱が出た時は感染症の疑いがあります。
より症状が深刻な場合は、感染症から回復するまでの間、豊胸バッグを取り出すこともあります。
【脂肪注入法】
豊胸手術を受けてから約2週間後に痛みや腫れ、赤みが出た場合、脂肪壊死が起こっている可能性が高いです。
脂肪が壊死すると、激しい痛みや腫れ、赤み、発熱の症状が現れます。
注入した脂肪に不純物が多い、無菌状態ではなかったなどの原因が考えられます。
脂肪壊死が起こると感染症にかかりやすくなるので、洗浄や除去などの再手術が必要です。
脂肪注入法による感染症は、抗生物質などを服用することで治療します。
感染症が重度になると化膿することがあり、切除する場合も考えられます。
【ヒアルロン酸注入法】
使用されたヒアルロン酸の種類、品質や手術中の衛生状態によって、感染症が起こる場合があります。
3つの豊胸術の中では最も感染率が低いのですが、重度になると切除が必要になります。
血腫(けっしゅ)
血腫とは豊胸バッグ挿入による豊胸手術で起こる後遺症の一つ。
豊胸バッグと皮膚の間に血が溜まっている状態を指します。発熱や痛み、腫れなどの症状が出ます。
ドレーン(排液管)を使用せずに豊胸手術した場合や、手術中の止血や圧迫が不十分なことで起こります。
血腫になるとカプセル拘縮の発生率が高くなり、豊胸バッグが硬くなったり、見た目が不自然なバストになったりします。
術後、血腫が起きた時は血を抜く必要があり、豊胸手術後のダウンタイムが長くなるというデメリットがあります。また衛生状態が悪いと感染症に繋がる可能性が高くなります。
最後に
豊胸手術後、身体に違和感があったり、微熱や発熱があったりする場合、まずはクリニックに連絡しましょう。
手術直後はあまり温めない方が良いのですが、胸が熱をおびている時は冷却ジェルシート(冷えピタや熱さまシート)で冷やしても大丈夫です。
抗生物質による治療で多くの場合は完治しますが、状態がひどいと再手術をする必要があります。
高熱が出てしまうと、日常生活に復帰するまでに時間がかかりやすくなるので、豊胸バッグ挿入や脂肪注入法豊胸を受ける場合は、術後身体を休められる環境を整えておきましょう。
手術直後の体調不良は誰でも起こりえることですが、感染症や血腫はクリニックの衛生状態や医師の技術によって、ある程度未然に防げます。
豊胸を考えている人は、クリニックの清潔さ、手術中の衛生面の保ち方、感染症などのリスクを低くする方法などを事前のカウンセリングで確認しておくと安心です。