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「豊胸手術をした後、飛行機に乗ると豊胸バッグが破裂する」と言うのは都市伝説の一つのように言われていました。
実はあながち嘘ではなく、豊胸手術を受けた女性の豊胸バッグが破損したというニュースを見かけました。
3日付揚子晩報によると、モスクワ発・米国カリフォルニア州行きの航空機に乗っていたロシア人女性(45歳)の胸の内部で”爆発”が発生した。女性は豊胸手術を受けた経験があり、気圧変化で胸につめたシリコーン入りの袋が破裂したという。
女性は着陸直前に意識を失った。上空を飛行中も気分が悪かったが、たいした問題ではないと考え、我慢していたという。
民用航空機は空気が薄い高度1万メートルを飛行中でも、客室内を0.8気圧程度に保っている(与圧)。そのため、乗客・乗務員の通常の呼吸には問題ないが、地上の1気圧とは、1平方センチメートルあたり200グラム重の圧力差が発生する。仮に女性の胸に埋められていた袋の表面積が100平方センチメートルとすると、内部から外向きに20キログラム重の力がかかった計算になる。
女性を手当てした米国人医師によると、胸に残った袋だけでなく、体内に散ったシリコーンを徹底的に取り除く手術が必要という。(編集担当:如月隼人)
本当に気圧で飛行機に乗った時、豊胸バッグは破裂しないのでしょうか。
原則、豊胸バッグは気圧で破裂しない
基本的に豊胸バッグには気体が入っていないので、飛行機に乗っても気圧の変化で破裂することはありません。
実際に毎年多くの人が豊胸バッグ挿入で豊胸手術を受けており、何人もの人が飛行機に乗っていますが「爆発した」という話はほとんど聞かれません。
上記で紹介したニュースは、日本でも報道されて話題になるほど、極めて珍しいケースだったと言えます。
中身が粗悪品、製造過程で気泡が入ったなど、何らかの原因で豊胸バッグ内に気体が入っていて、それが膨らんだ為に破裂を起こしたと考えられます。
最近主流の「コヒーシブシリコンバッグ」は粘度の高いゼリー状の半液体で、気圧の影響で膨張しにくいので、より安全性が高くなっています。
また日本の美容外科で使われている豊胸バッグは、ほとんどがアメリカやフランスなどの外国製で、空輸で運ばれてくることが多いです。
もし仮に「飛行機に乗ると豊胸バッグが破裂する」のであれば、空輸されている途中に破裂しています。
その為、日本で豊胸手術を受けることに関しては、胸に豊胸バッグを入れて飛行機に乗ったとしても安全だと言える訳です。
実際に200ccのシリコンバッグを胸に入れた女性が飛行機に乗っても「問題なかった」という回答が、質問掲示板に記載されていました。
飛行機で往復しましたが問題なかったです。
少し胸が苦しい感じはしましたが、ほとんど気になりませんでした。
搭乗中に気圧の変化の影響をを受けて、豊胸バッグが多少膨張して、違和感を感じる場合もありますが、破裂までは至らないので安心して下さい。
気圧の変化を受けやすいスキューバダイビングも同様です。