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Q.豊胸バッグ(プロテーゼ)挿入法でのバストアップを考えていますが、豊胸バッグの種類や大きさが色々あって悩みます。何を選べば良いのでしょうか?
豊胸バッグ挿入法豊胸が受けられる美容クリニックでは、数十種類、100種類以上の豊胸バッグを取り扱っています。
「自分の理想的なバスト」の希望によって、使用する豊胸バッグの種類が異なります。
実際に豊胸バッグを実物を触れられるクリニックも多いので、色々と見せてもらって下さい。
カウンセリングや診断の際に、医師が豊胸バッグを選んでくれますが、事前に豊胸バッグに関する知識を入れておいた方が、失敗ない豊胸手術が受けられます。
- 胸の大きさ……容量
- 触り心地、破損時の安全性……中身
- 自然な見た目……形状
- 術後のトラブル回避……表面の状態
この記事の目次
胸の大きさは「容量」で決まる
豊胸バッグの片方の大きさは50~600cc。
クリニックによって取り扱いのある豊胸バッグのサイズは異なります。
約100ccで1カップ程度のバストアップが可能です。
内容量は25cc刻みで用意されているので「今より半カップ大きくして、ブラジャーサイズを合わせたい」「とにかく大きい胸を作りたい」など、様々な要望に応えられます。
ただし元々のバストサイズや体格によっては、大き過ぎる豊胸バッグを挿入すると「胸だけが以上に大きい」「バランスが悪い」など、違和感が生まれやすく、豊胸バレに繋がります。
医師とのカウンセリングや診療を受けながら、自分に合った豊胸バッグのサイズを選ぶことが大切です。
触り心地や安全性は「中身」が重要
現在の豊胸バッグの中身は「生理食塩水」と「シリコン」が主流。
10年以上前はハイドロジェルパック(PVPパック、CMCパックなど)が良く利用されていましたが、安全性の観点から、現在では使われていないことが多いです。
また以前ハイドロジェルパックで豊胸を受けた人が、生理食塩水やシリコンタイプの安全性が高い最新式の豊胸バッグに入れ替えるケースも増えてきました。
生理食塩水
人間の体液と同じ浸透圧をもった「生理食塩水」は、万が一破損しても安全性が高く、挿入する為に切開する範囲が狭いのが特徴です。
触り心地はシリコンタイプと比較して「やや固め」ですが、体型や挿入する部位によっては差がほとんどなくなります。
寿命は10年~15年ほど。
生理食塩水タイプの豊胸バッグは、内容物を包み込む皮膜が弱いという弱点があり、早くて数年後に何らかの破損が起こる可能性が考えられます。
シリコン
コヒーシブシリコンバッグ、ソフトコヒーシブシリコンバッグ(感触が柔らかい)、メモリージェルパック(アメリカのMcGhan社が開発した豊胸バッグ)など。
最近は形状記憶、柔らかくて触り心地の違和感が無い「ソフトコピーシブシリコンバッグ」が人気です。
生理食塩水やハイドロジェルタイプよりも皮膜が強い為、豊胸バッグの寿命は約30年(約2~3倍)と非常に長いです。
ただし加齢によるバストの変化や安全性の観点から、10~15年に1度入れ替えをした方が安心です。
ハイドロジェル(PVP、CMCなど)
生理食塩水とハイドロジェルを混ぜ合わせたもの。
10年以上前に「触り心地が柔らかい」と大ブームになりましたが、破損すると炎症が起こりやすく、安全性に疑問視されているので、現在ではほとんど使用されていません。
自然な見た目は「形状」にこだわり
形状は「ラウンド型」と「アナトミカル型」の2種類があります。
豊胸バッグの中身と形状で、立ったり、寝そべったりした時の見た目の印象が変わります。
最近ではラウンド型とアナトミカル型の両方の性質を持ったハイブリッド型(形はラウンド型だが、立った時はアナトミカル型になる)も登場しています。
ラウンド型
「円錐、丸」のラウンド型は、どんな動作にも対応できるオールラウンダー。
豊胸バッグ挿入法のデメリットには「寝た時も形が保ったままで不自然な感じになる」が挙げられますが、ラウンド型は寝た時も横に豊胸バッグが広がってくれるので、違和感がありません。
アナトミカル型
「涙、しずく」のアナトミカル型は、下部に膨らみがある形なので「バストの下部分、下乳」にボリュームが出やすいのが特徴です。
「固め」のコヒーシブシリコンパックや生理食塩水パックは、ラウンド型にすると、立った時に「バストが重力に逆らわず、おわん型を保っている」という不自然さが目立つので、アナトミカル型にした方が自然な見た目になります。
また日本人はデコルテやバストの上部分にボリュームが無い人が多いので、アナトミカル型を挿入すると、より「垂れバスト」が強調される可能性があります。
アナトミカル型が向いているのは「豊胸バッグの中身がコヒーシブシリコンや生理食塩水など固め」「元々バストが大きい人」の場合です。
アシンメトリー型
「左右非対称」のアシンメトリー型は、豊胸バッグが「右胸用、左胸用」とあり、大きさや形を左右非対称にすることで、より自然なバストに仕上げます。
全体的な形としては、下部分にボリュームを増やす「アナトミカル型」と似ています。
内側から外側に広がるようなボリューム感を出せますが、豊胸バッグを挿入する際の切開部分が広くなるのがデメリットです。
トラブルの有無は「表面の状態」で変わる
豊胸バッグを挿入すると、体内では「異物」と判断されて、コラーゲンなどの繊維組織が豊胸バッグの周囲を覆い「皮膜」が作られます。
皮膜が厚くなり、豊胸バッグを締め付けるようになると「カプセル(皮膜)拘縮」と呼ばれる状態が起こります。バストが固い触り心地になったり、見た目にも違和感が出たりします。
皮膜と馴染みやすく、カプセル拘縮が起こりにくくする為には「豊胸バッグの表面」も見ておく必要があります。
スムースタイプ
表面が「つるつる」。
手術後に炎症やカプセル拘縮が起きやすく、拘縮防止のバストマッサージを行なう必要あり。
テクスチャードタイプ
表面が「ザラザラ」。
炎症やカプセル拘縮が起きにくいので、バストマッサージの必要なし。
スムースタイプより、やや固く、動きが劣るのがデメリットです。
最後に
「豊胸バッグ挿入法で豊胸したい」という人は、豊胸バッグの種類だけではなく、症例数やトラブルを防止する対策がある、腕の良い医師がいるなど、多角的な視点でクリニック選びをすることが大切です。
【湘南美容外科クリニック】
SBCエンジェルバッグなど独自の豊胸バッグや、幹細胞豊胸を利用した「ハイブリッド」豊胸がある。
豊胸バッグの入れ替えや超音波マッサージを無料で受けられる「10年間パーフェクト保障」や、切開部分のダメージを極力少なくする「ケラーファンネル」が受けられる。
【聖心美容クリニック】
ケラーファンネルの使用で、切開部分の縮小とカプセル拘縮のリスクを軽減。
脂肪注入法豊胸と合わせた「コンポジット豊胸」が受けられる。