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Q.豊胸バッグ挿入法豊胸は、人によって入れる部位が違うと聞きました。
挿入する場所によって、どのような違いがあるのでしょうか?
豊胸バッグを挿入する部位は「大胸筋下」「(大胸)筋膜下」「乳腺下」の3通り。
バストの大きさや形、将来的に出産予定があるかどうかで、向いている挿入部位が異なります。
豊胸バッグの挿入場所
- 大胸筋下
- 筋膜下
- 乳腺下
大胸筋下
豊胸バッグを脇部分から大胸筋(胸部分の筋肉)の下に挿入する方法です。
【メリット】
胸の深い部分に豊胸バッグが挿入される為、バストの表面から豊胸バッグの輪郭が分かりにくく、見た目や触り心地で「バレる」心配が少ないです。
バストトップが上がり、ボリューム感が増します。
ワキの下から豊胸バッグを挿入するので、手術跡が目立ちにくいです。
【デメリット】
大胸筋を剥がして豊胸バッグを挿入する為のスペースを確保する必要がある為、乳腺下法よりも痛みが強く、ダウンタイムが長いです。
柔らかい豊胸バッグを使っても、触り心地が固くなったり、動きが鈍かったりします。
大胸筋で豊胸バッグが圧迫されることで、変形や場所移動が起こる可能性があります。
【向いている人】
バストが小さく、乳腺や皮下脂肪が少ない人。皮膚が薄い人。
大幅なバストアップを希望する人。
(大胸)筋膜下
大胸筋と乳腺の間にある筋膜の間に豊胸バッグを挿入する方法です。
【メリット】
大胸筋下法と比較して、身体の負担が少なく、術後のダウンタイムが短いです。
「乳腺→筋膜→豊胸バッグ→大胸筋」なので、乳腺下法よりも豊胸バッグがバスト表面に現れにくく、大胸筋下法よりも感触が固くなりにくいです。
【デメリット】
切開部分が乳房の下や乳輪部分になると、パッと見た時に縫い目の跡が見えやすいです。
カプセル拘縮やリップリングが起きた時、変形状態がバスト表面に出やすいです。
乳腺下
豊胸バッグを乳腺と大胸筋の間に挿入する方法です。
【メリット】
胸の浅い部分に豊胸バッグが挿入されるので、感触が柔らかく、自然な仕上がりになります。
【デメリット】
「皮膚→乳腺→豊胸バッグ」になるので、触った時に豊胸バッグの感触が分かる可能性があります。
カプセル拘縮やリップリングが起きた時、変形状態がバスト表面に出やすいです。
乳腺が傷付く可能性があるので、将来的に出産予定がある人は、乳腺下法を避けるか、慎重にクリニック選びをすることをおすすめします。
【向いている人】
バストがB~Cカップと比較的大きい。
皮下脂肪や皮膚が厚い。
形を整えたい。
出産や授乳でバストに垂れ下がりが起きた。
まとめ
多くの美容クリニックでは「大胸筋下法で、ワキ下の切開で豊胸バッグを挿入する」方法を採用していますが、自身のバストサイズや希望によっても変わってきます。
「どの部位に豊胸バッグを挿入するか」「切開する部分は脇の下、バストラインのどこになるか?」に関しては、実際にカウンセリングや診察を受けた後に決定します。
その為、各方法のメリットやデメリットを踏まえて、納得できるまで良くよく話合うことが、豊胸手術で失敗しない為には不可欠です。
クリニックや担当医師によって、豊胸バッグ挿入の得意不得意はどうしても生じるので、なるべく評判が良く、症例数の多い美容クリニックを選ぶことをおすすめします。