※記事内に広告を含む場合があります
当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。
※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。
豊胸手術には麻酔を使うと思うのですが、どのような方法で施術を受けるのでしょうか。
豊胸手術は注入や吸引、メスでの切開など痛みを伴う施術を行ないます。
施術中の痛みを緩和する為に麻酔が使われますが、美容クリニックの方針や施術方法(豊胸バッグ挿入、脂肪注入法、ヒアルロン酸注入法など)によって異なります。
美容クリニックで利用される麻酔の特徴とメリット・デメリットをまとめてみました。
【豊胸手術の麻酔】
- 局所麻酔
- 硬膜外麻酔
- 全身麻酔
- 静脈麻酔
局所麻酔
麻酔を効かせたい所(バストや脂肪吸引部分など)に、痛み止めの薬液を注入する方法です。
体への負担が少なく、施術後の休息も短時間で済むのがメリット。
施術箇所が広範囲になる豊胸手術には向いておらず、注入や吸引時に痛みを感じる可能性や、局所麻酔を大量に使用すると局所麻酔中毒になる恐れがあります。
「局所」麻酔で施術中も意識がはっきりしている為、恐怖を覚える人も少なくありません。
ちなみにプチ豊胸(ヒアルロン酸注入法)の場合、バストへ痛み止めの薬液が結構な量注射されるので、施術直後は胸は「ヒアルロン酸+麻酔薬液+腫れ」で非常に大きく感じます。
その後、麻酔や腫れが徐々に無くなっていくと、本来のヒアルロン酸が注入された状態のバストの大きさになるので「胸が短時間で小さくなった!」と思う人も少なくありません。
硬膜外麻酔
背中から背骨に針を刺して、脊髄手前の「硬膜外腔」の部分にカテーテルを通して、麻酔薬を注入する方法です。
意識がしっかりと残る為、施術中の音や声、触られている感覚が分かります。
それらは結構な恐怖感なので、点滴で「意識をぼーっとさせる薬」を合わせて入れられます。
硬膜外麻酔のメリットは、施術中に自分の胸の状態が見られること。
例えば豊胸バッグ(プロテーゼ)挿入法の場合、施術中にバッグ挿入後のサイズや形を確認できます。
ただし施術中の胸を見る勇気がなかったり、しっかりとした判断ができなかったりするので、あまり意味がないかもしれません。
全身麻酔
全身麻酔は豊胸バッグ挿入法や脂肪注入法など広範囲に施術を行なう時に利用される方法です。
麻酔ガスを吸い、人工的に呼吸が管理されます。
意識が全くない状態で施術が受けられるので、局所麻酔と比較して怖さや痛みを感じる心配はありません。
麻酔ガスを吸うことで麻酔が効いた状態になる為、局所麻酔や硬膜外麻酔のように薬液を体内に入れる方法よりも、麻酔の覚めが早いです。
ただし全身麻酔の場合は体に与える負担が大きいので、施術後の状態によっては1日入院する可能性もあります。
静脈麻酔
静脈麻酔は全身麻酔の一種で、点滴を使って血管の静脈から麻酔薬を注入します。
全身麻酔と同様に意識が無い状態で施術を受けられるので、痛みや恐怖を感じる心配はありません。
上記で紹介した局所麻酔や硬膜外麻酔と併用して利用されることが多いです。
点滴による麻酔なので効き目が調節しやすく、目覚めた後に吐き気などの副作用が少ないのが
メリットに挙げられます。
最後に
美容クリニックによって使用される麻酔の種類は異なります。
例えば高須クリニックの場合は「硬膜外麻酔でなく全身麻酔」、THE CLINIC(ザ・クリニック)は「静脈麻酔」での施術を行なっています。
大掛かりな豊胸手術を受ける際「施術に麻酔医が携わるかどうか?」は、重要なポイントの一つです。
外科医一人が麻酔と手術を行なうような美容クリニックは、どうしても医療事故などのリスクが高くなります。
特に豊胸バッグ挿入法や脂肪注入法を考えている人は、使用される麻酔の種類と麻酔医が施術に携わるかを確認することで、失敗ない豊胸手術が受けられます。