ヒアルロン酸豊胸で「硬い」触り心地はなぜ起こる？

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ヒアルロン酸注入による豊胸で、術後に気付くデメリットに「触り心地が硬い」ことが挙げられます。

なぜヒアルロン酸注入で、バストに硬さが出るのでしょうか？

ヒアルロン酸豊胸で胸が硬くなる理由

ヒアルロン酸豊胸で胸が硬くなる原因は3つ考えられます。

• ヒアルロン酸の粒子が大きい
• 注入場所で硬さに違いが出る
• 胸に脂肪の少ない人は硬くなりやすい

ヒアルロン酸の粒子が大きい

ヒアルロン酸入りの化粧品や食品を見ていると「ヒアルロン酸＝プルプルで柔らかい」と思いがちですが、豊胸用に使われるヒアルロン酸は意外と硬いです。

ヒアルロン酸豊胸には「注入しても、すぐに胸が小さくなる」というデメリットがあるので、最近の持続性を重視したものが中心になっています。

「持続性がある＝体内に吸収されにくいようにする」なので、豊胸用ヒアルロン酸は顔の顔用のヒアルロン酸（シワ、たるみ取りに使用）の粒子と比較して、10倍ほどの大きさです。

粒子が大きくなれば、硬さも増して、触り心地も悪くなります。
「長期間、大きなバストを保ちたい」と持続期間の長いヒアルロン酸を選ぶと、硬い胸と長い間お付き合いする可能性があることを知っておいて下さい。

ヒアルロン酸の中でも湘南美容外科クリニックなどで扱っている「ヒアロス」は、非常に柔らかく自然な触り心地に仕上がりますが、持続期間は数週間～1ヶ月と短いです。

注入場所で硬さに違いが出る

ヒアルロン酸豊胸の場合、触り心地と持続性を良くする為、乳腺下と大胸筋下に入れることが多いです。

皮下（皮膚のすぐ下）にヒアルロン酸が注入されると、表面から触れられるので、硬さが強調されやすくなります。

注入量や場所は、医師によって異なりやすいので、カウンセリング時に自分の思う胸の柔らかさや持続期間の希望を伝えて、相互理解を図ることが大切です。

胸に脂肪の少ない人は硬くなりやすい

バストは固い乳腺と、乳腺の周りにある柔らかい脂肪細胞で作られています。
ヒアルロン酸は乳腺下に注入することが多い為、乳腺が底上げされた結果、乳腺の硬さが強調されやすくなります。

またヒアルロン酸は胸の脂肪細胞よりも硬いので「胸の硬さ＝ヒアルロン酸の硬さ」とも言えます。

最初から胸に脂肪が付いていれば、ヒアルロン酸を注入しても「少し硬いかな？」と思う程度で済みますが、胸が小さく脂肪量も少ない人は硬さを実感しやすいです。

「胸が硬くなった！」という人の元々のバストサイズを見てみると、AやBカップなどカップ数が小さいことが多いのも分かります。

硬いバストの対処法

• 1週間程度は様子を見てみる
• バストマッサージをする

1週間程度は様子を見てみる

ヒアルロン酸豊胸を受けた後すぐの胸は、注入による赤みや腫れが出ます。

また当日や翌日までは局部麻酔の効果も残っている場合が多いので、バスト部分の触感が鈍く「硬い」印象を持つこともあります。

赤みや腫れが収まるのは2～3日以降なので、最初の方は違和感を覚えるかもしれません。
術後数日しか経っていない場合は、バストマッサージの必要性も低いです。

注入直後はヒアルロン酸がより硬い状態で、日が経つごとに徐々に身体へ馴染んでいきます。「術後1週間経ってから、硬さが急に無くなった」という声もあるので、まずは数週間ほど様子見をしておきます。

バストマッサージをする

クリニックのヒアルロン酸豊胸に関する説明を見ると「マッサージは不要です」と書かれている場合が多いのですが、バストマッサージをした方が胸は格段に柔らかくなります。

揉むよりも押し潰すように胸をマッサージすると、ヒアルロン酸の吸収が早まります。
またヒアルロン酸豊胸でありがちな、しこりを防止する効果もあります。

クリニックによっては無料のバストマッサージを受けられるので、利用してみるのも手です。

硬いバストが柔らかくなるのは、約1ヶ月後が目安です。
ヒアルロン酸がバストに馴染んで、体内に吸収されている頃なので、当初感じた硬さも無くなっていきます。

最後に

「彼氏に内緒でしたのは良いが、硬さで豊胸がバレるのが怖いから触らせていない」という口コミを度々見かけました。

形や見た目だけを良くしたいのであれば、ヒアルロン酸豊胸は有効的ですが「相手に喜んでもらいたい」という目的で行なうにはリスクが大きいです。

触り心地や見た目などで、ヒアルロン酸を入れたのが分からなくなるまでには約2～3ヶ月かかります。

ヒアルロン酸豊胸をしたいと思った時は「今の小さくて柔らかい胸と、大きくて硬い胸のどちらが良いか」「パートナーに理解してもらえるか」など、きちんとリスクやデメリットまで考えてから判断することが大切です。