よくある質問

1年以上放置は危険!脂肪注入後のしこり除去

※記事内に広告を含む場合があります

当サイトは更新を終了しました。
長きにわたり当サイトを愛読、応援くださった方々には誠に感謝しております。

※この記事の内容は執筆時点のものです。サービス内容・料金など、現時点の最新情報とは異なる場合がございます。何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

しこり除去

自分の身体から吸引した脂肪を使ってバストアップを図る脂肪注入法豊胸
術後の後遺症(トラブル)の中でも、発生しやすいのが「しこり」です。

せっかく「自然で柔らかくて大きな胸を手に入れた!」と思っても、見た目や触り心地に違和感が出るのは

しこりができる原因としては以下の3通りがあります。

  • 不純物(水分や血、老廃物など)を含んだ脂肪を注入した
  • 脂肪を1ヶ所にまとめて、かたまりで注入した
  • 1回の施術で大量の脂肪を注入した

他にもバッグプロテーゼ挿入法やヒアルロン酸注入法など、別の豊胸術を受けた後に、脂肪注入法を行なうと、以前の処置が原因で起こる場合もあります。

直径1cm以下のしこりは、術後1年程度で自然に吸収されるので、特に大きな心配はありません。

見た目や胸を触った時の感触が、あまり気にならない程度であれば、しばらく様子を見るのも一つの手です。

ただし直径1cm以上のしこりは、完全に吸収されることが難しく、時間が経てば経つほど「石灰化」(しこりの周囲にカルシウムが付着して骨のように固くなる症状)になりやすいです。

特に1年以上経っても、しこりが無くならない場合は「被膜化」が起きているので、自然消滅はほぼ不可能です。

その為「あきらかに大きくて気になる」などの違和感や、局所の熱感・疼痛・全身微熱などを感じる人もいます。

しこりの状態や本人の希望、身体への影響の大きさによっては、除去手術を受ける必要があります。

では実際の「しこり除去」とはどのようなものなのか?分かりやすく説明したいと思います。

しこり除去の3通りの方法

状態に応じて「吸引、ベイザーリポ、切開」の3通りの方法で、しこり除去を行ないます。

しこりは放置すればするほど、治療が難しくなるので、なるべく早めに診察を受けて、身体の負担が少ない除去を受けて下さい。

吸引

しこりの内部が壊死した脂肪のオイルであれば、注射器や細い吸引管(3mm程度)を使ったオイル吸引で、しこりの除去を行ないます。

ベイザーリポ&吸引

振動エネルギーで周囲組織のダメージを抑えながら、脂肪組織をバラバラに遊離させる脂肪吸引機器「ベイザーリポ」を使用する方法です。

検査で脂肪組織が確認できる「充実性のしこり※」の場合、ベイザーリポでしこりを崩す&吸引で完全除去が可能です。

石灰化になったしこりにも対応しますが、石灰化したカルシウム結晶の完全除去はできません。その為、次に説明する「切開」が最も確実な方法です。

※充実性のしこり:細胞膜が壊れずに壊死して、細胞の形を保っているもの。

切開

しこりが「石灰化」になっている場合、吸引やベイザーリポでは治療が困難です。

皮膚を切開後、石灰化を起こしたしこりを摘出するしか方法がありません。

そのまま取り出すと傷口が大きくなる場合、しこりの中身を先に除去した後、被膜を取り出します。後は乳腺、皮下脂肪、皮膚を縫合すれば施術は終わり。

全摘出になれば、再発の可能性はありません。

切開場所は、なるべく傷が目立たないように乳輪に沿って行なわれることが多いですが、乳輪から離れた部位にしこりがある場合、別の位置を切開する可能性もあります。

他院の脂肪注入後のしこり除去 – Youtube

治療の流れ

脂肪注入法豊胸を受けた後「あれ?バストの一部がやけに硬いな……」などの異変を感じたら、まずクリニックに相談をしましょう。

美容クリニックは基本的に「完全予約制」なので、カウンセリングの予約を行ないます。

カウンセリング

カウンセリングでは、以下のような質問をされることが多いので、事前にメモでまとめておくことをおすすめします。

  • 脂肪注入法を受けた時期
  • 施術法の種類
  • バストの状態
  • 自覚症状(しこりの大きさや痛みの有無など)
  • 希望の解決法

検査

触診や超音波検査、マンモグラフィー、MRIなどの検査を受け「しこりの位置や状態、乳腺の状態」を確認後、適切な治療法や解決法を提案してもらいます。

必要に応じて血液検査を行なう場合もあります。
検査終了後に、クリニックのスタッフさんから、費用の見積もりの話になると思います。

施術日の決定

仕事のスケジュールなどを考えて、自分の都合の良い日時を決定します。

基本的に「カウンセリングと検査」と「施術」は、別々の日に行ないます。

ただし、予約状況などによって、1日でカウンセリングからしこり抜去まで可能な場合もあるので、予約時に確認しておくと良いです。

施術

麻酔が効いた状態で施術を受ける為、痛みを感じることはありません。

アフターケア

施術自体は数時間で終わり、術後の入院も必要ありません。

薬や術後経過などの説明を受けた後、テーピングやサポーターを着用したまま帰宅します。

基本的に前回、豊胸手術を受けたよりも、ダウンタイムは短いです。
1ヶ月も経てば、豊胸バッグの抜去や脂肪注入法豊胸が受けられるようになります。

しこり除去はどこで受けられる?

しこり外来

脂肪注入後に発生したしこりの除去は、総合病院や大学病院の外科・乳腺外科だけではなく、美容クリニックでも、専門に取り扱っているクリニックは非常に少ないです。

各美容クリニックの診療一覧を見ても「しこり除去」が記載されている所は、ほとんど無いように感じます。(記載が無いだけで、実際は診療や施術を行なっているケースも多いとは思いますが……。)

THE CLINICでは「豊胸脂肪注入 しこり外来」を設けており、他院の脂肪注入法で起きたしこりの診断や治療を行なっています。

触診だけでなく、乳腺用エコー「エラストグラフィー」を使用して、負担が少なく最適な治療法を提案してくれます。費用は片胸20万円~。

美容医療技術の発達によって、しこりの発生率は低くなっていますが、やはり「絶対に起こらない」とは言い切れません。

脂肪注入法で豊胸を受ける際、万が一のことを考えて「しこりが発生した場合の対処法」「しこり除去に関する費用」などは、しっかり確認しておきましょう。

湘南美容外科クリニック
ページトップヘ