生活習慣

30代半ば過ぎたらそげ胸に要注意!ブラやマッサージで行なう4つの対策 

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そげ胸対策

女性の胸の悩みで多いのが「」「バストの上部分が痩せてきた」「デコルテが貧相になった」など、上胸の削げに関すること。

上胸の削げ、いわゆる「そげ胸」は、加齢で胸元が下がることで起こります。
個人差もありますが、30代半ばを過ぎたら、「垂れ」と同様に気を付けたいバストの変化の一つです。

上胸がそげる「そげ胸」の原因は?

そげ胸の一番の原因は加齢です。

20代は乳腺が発達しており、クーパー靭帯もしっかりしているので、いわゆる「ハリがあり、ふっくらしている」バストになっています。

乳腺の発達は30~40代がピーク。

30代半ばも過ぎると、乳腺が縮小して、脂肪部分の割合が増えます。
クーパー靭帯が切れてくるタイミングとも重なるので、バストが下がり、脂肪も重力に従って下がってくる為「そげ胸」が起こります。

「昔と比べてバストの位置が下がり、デコルテ部分が貧相になってきた」と感じた場合、そげ胸になっていると言えます。


【用語解説】
乳腺……母乳を作る組織のこと。乳腺を守る為に、周りに脂肪が付く。
クーパー靭帯……乳腺を皮膚や筋肉につなぎ止めて、バストの垂れ下がりを防止する働きがある。鍛えたり、一度切れたクーパー靭帯を元に戻したりはできない。

そげ胸対策

そげ胸を解消して、ハリのあるバストを取り戻す方法をまとめました。

ポイントは「バストを支える大胸筋」と「ブラジャー」です。

  • バストマッサージ
  • 下胸エクササイズ
  • 顔面エクササイズ
  • 体型と年齢に合ったブラジャー選び

バストマッサージ

バストマッサージ

バストの土台になる大胸筋は、硬く縮こまった(=凝った)状態が続いていると、バストの位置が下がったり、垂れたりなど「そげ胸」を引き起こす原因になります。

大胸筋をエクササイズで鍛える前に、やっておきたいのが「マッサージでコリをほぐす」こと。

継続的なマッサージをすることで、大胸筋が正しい位置に戻り、バストの位置が上がったり、肩や首のコリを解消したりします。

【上胸をくるくる撫で動かす】
1.片手をバストの下乳部分に添えるように置きます。
下側を支えることで、クーパー靭帯の損傷を防ぎます。

2.もう片手でバスト上部を内側から外側へ円を描くようにマッサージします。
目安時間は30秒ほど。片側も同様に行ないます。

【寝ながらマッサージ】
1.仰向けに寝て、両手のひらでそけい部(太ももの付け根にある部分)からお腹の上まで優しく撫で上げます。

2.手の位置を上へ上へと動かしながら、お腹から胸、鎖骨まで優しく撫で上げます。
そけい部から鎖骨部分までの一連の動作を、約10回行ないます。

3.片乳を持ち、脇から身体の中心に向かうように、交互に引き上げます。
片胸あたり5~6回が目安です。

下胸エクササイズ

大胸筋で忘れてならないのが「胸の下部分」。
胸の下部分を鍛えることで、バストを底上げする効果が期待できます。

【下胸エクササイズ】
1.腰より低いテーブルに両手を付きます。
2.身体を床に対して斜めにして、腕立て伏せのポーズを取ります。
足の位置が後ろに下がれば下がるほど、負荷が大きくなります。
10回できるかできないかのギリギリの所、無理のない範囲で負荷をかけます。
3.手首よりも肩を前に突き出した状態で、肘を曲げて、肩を下げます。
この時、背中が丸まったり、手首より肩が後ろに下がったりしないように注意して下さい。
4.エクササイズの目安は1セット10回。1日2セットです。

上記で紹介したエクササイズは、両腕への負荷が大きいので、手首が弱かったり、腱鞘炎になっていたりする人にはおすすめできません。

「エクササイズは厳しいな……」と言う人は、両手のひらをみぞおち辺りで合わせる「合唱のポーズ」両肘を合わせるポーズをやってみて下さい。

顔部分のエクササイズ

顔部分のエクササイズ

そげ胸対策には大胸筋だけではなく胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)も関係してきます。

胸鎖乳突筋とは、首を曲げたり、回転させたりする時に働く首部分にある筋肉のこと。
この胸鎖乳突筋が固まっていると、バストを引き上げる力が弱まってしまい、そげ胸に拍車をかけます。

顔のエクササイズを行なうことで、バストの位置が上がったり、デコルテがふっくらしたりします。
リンパ節も刺激できるので、顔や首周りのデトックス効果も高く、フェイスラインの引き締めにも役立ちます。

【口角上げ】
唇を開き、歯を見せ、口角を上げます。
「イーッ」という表情を10秒間保ち、これを3回続けます。

上胸を触って、胸が引き上げられた感覚があればOKです。

【ひょっとこ顔】
口をすぼめて前に突き出しだ状態で右に5秒キープ。

ゆっくり元に戻して、反対側も同様に行ないます。左右5回ずつが目安です。

体型と年齢に合ったブラジャー選び

体型と年齢に合ったブラジャー選び

20代と30代半ば以降ではサイズは同じでも、バストの柔らかさや形は異なります。

年代によって合う合わないブラジャーも違ってくるので「昔とサイズが変わらないから」と言って、試着せずに選んでしまうと、更にそげ胸が強調される結果に繋がるかもしれません。

加齢で柔らかくなったバストは下から上へ持ち上げる効果の高いブラジャーを選ぶと、デコルテ部分まで綺麗に盛り上がった胸が作れます。

各下着メーカーは年齢や体型ごとに、ブランドやブラジャーのデザインを作っています。
自分の年齢に合うブラントを調べたり、店員さんに質問したり、忘れず試着をしたりして、現在のバストに一番合うブラジャーを選ぶことが大切です。

最後に

バストの形や柔らかさは、年齢と共に変化していきます。

30~40代はバストが柔らかくて動きやすい時期なので、バストの形を整えるのに良い年齢とも言えます。

マッサージやエクササイズをしたり、持ち上げる効果の高いブラジャーを着けたりすることは、20代の時よりも効果を実感しやすいと思います。

「一度そげた胸は戻らない」と思わずに、色々と試してみて下さい。

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