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バージスラインとは、バスト下部と身体の境目のライン(=バストの輪郭)のこと。
「カップサイズは正しいはずのに、ワイヤー入りブラジャーが何となく合わない」「バストとワイヤーに隙間ができる」という原因の一つに、バージスラインとブラジャーのワイヤー幅が合っていないことが挙げられます。
ブラジャーのカップサイズはトップバストとアンダーバストの差で決まりますが、自分のバストにブラジャーがぴったりフィットするかは「バージスラインとワイヤー幅」も重要です。
ブラジャーとバーシスラインを合わせることで、バストラインを綺麗に保ち、バストアップにも役立ちます。
手持ちのブラジャーがバストに合っているか調べたり、今後ブラジャーを試着して購入する際の判断材料になる「バージスライン」について分かりやすくまとめてみました。
この記事の目次
自分のバージスラインの特徴を見分ける
人によってバージスラインの狭い、広いは異なります。
まずは「バージスラインの狭い、広いを見分ける方法」で、自分のバージスラインの特徴を見分けましょう。
【狭い】
・トップとアンダーバストに合ったカップ数のブラジャーを選ぶと、ワイヤー幅が広く、カップが大きい。
・バーシスラインに合ったブラジャーを選ぶと、バストがカップ内に収まり切らない。
・フルカップなどカップが深いブラジャーの方が合う。
・丸い体型(体の幅が狭くて厚みがある)。
・「広め」と比べてバストが垂れやすい。
・バージスラインが狭く、バストトップが高いと「上向きバスト」になりやすい。
【広い】
・トップとアンダーバストに合ったカップ数のブラジャーを選ぶと、ワイヤー幅が狭く、カップが小さい。
・バーシスラインに合ったブラジャーを選ぶと、カップが余る。
・3/4などカップが浅いブラジャーの方が合う。
・平たい体型(体の幅が広くて厚みが無い)。
・元々のカップサイズが大きい。
・バストの容量は多いのに、バストトップが低いので「なだらかなバスト」になりやすい。
ちなみに男性の場合はバージスラインが広めなので、メンズブラで使われているワイヤーの幅は女性用ブラジャーと比較しても広いです。
バージスラインの測り方は?
トップバストとアンダーバストは手持ちのメジャーで測れますが、バージスラインはバージスメジャーという専門の計測器で測ります。
バージスメジャーを使ってバージスラインまで計測するのは、セミオーダーやオーダーメイドのブラジャーを作る時くらい。
使用するワイヤーサイズを決定する為に、計測する必要がある訳で、それ以外の機会でバージスラインを測ることはほとんどありません。
また既製品のブラジャーにはバージスラインの数値まで記載されていないので、色々なブラジャーを試着して、合うものを選ぶ必要があります。
バージスラインが合っているか確認する方法
バージスラインとブラジャーのワイヤーが合っていると、カップ内にバストがきちんと収まるので、自然に丸みあるバストラインが形成されます。長時間着けていても苦しくなったり、不快感を覚えたりしません。
カップサイズが大きくなればなるほど、バージスラインが広めになる傾向にありますが、バージスライン(=ワイヤーの幅)の広い、狭いは、下着メーカーやブランド、ブラジャーのデザインによって差が結構大きいです。
例えば「ワコールは狭い、トリンプは広い」という傾向があります。
その為「バージスラインとワイヤーがぴったり一致するブラジャー」を選ぶと、普段身に着けているブラジャーとカップ数が1~2カップ異なる場合もあります。
バージスラインとワイヤー幅が合っているかどうか確認するチェックポイントをまとめてみました。
今着けているブラジャーの良し悪しの判定や、今後購入するブラジャー選びの参考になれば幸いです。
「ブラジャーがどうも合わない」という場合は、下着メーカーを変えてみたり、オーダーメイドのブラジャーを試してみて下さい。
チェックリスト
●カップの上部分がカパカパ浮く
●カップが余る
ワイヤーがバージスラインに合っていない為、カップ内でバストが安定しない
●前中心(谷間の部分)が浮く
●アンダーバストの前中心が浮く
●アンダーバストが苦しい
バージスラインよりもワイヤーの幅が狭い
●ブラジャーを外した時、バージスラインとワイヤー跡がずれている
ワイヤーとバージスラインが合っていない。
●前中心や脇部分に圧力がある
カップサイズが小さく、バージスラインよりもワイヤーの幅が狭い
●ブラジャーの下部分に隙間ができる
脇……バージスラインよりもワイヤーの幅が広い
最下点……バージスラインよりもワイヤーの幅が狭い
●ワイヤーがバストに食い込む
バージスラインよりもワイヤーの幅が広くて高い
●脇に浮きやたるみが出る
バージスラインよりもワイヤーの幅が広い
バストのボリューム、柔らかさもチェック!
ブラジャーの選びでは、バージスラインの他にも「バストのボリューム」と「柔らかさ」にも注目する必要があります。
アンダーバストとトップバスト、バージスラインとワイヤー幅が同じでも、ブラジャー内に収まるバストのボリュームや柔らかさは人によって異なります。
例えば、筋肉質や乳腺が発達していてバストが固めの人は、サイド部分がしっかりしていてホールド力があるタイプのブラジャーが向いています。
一方で脂肪が多い、30代を過ぎた人はバストが柔らかく、カップ内にボリュームが出やすいので、カップが厚めで、バスト全体をしっかり収められるブラジャーを選ぶと良いです。
まとめ
自分のバージスラインの特徴を知ることで、よりバストに合ったブラジャーを選ぶことが可能です。
「自分のカップサイズのブラジャーはこれだから」と、合わないブラジャーを着け続けていると、バストの下垂やバージスラインが無くなる原因にもなります。
数値上のカップサイズやメーカー、ブランドだけにこだわらず、色々なブラジャーを試してみるのが、自分にあったブラジャーを見付ける近道になると思います。