ブラジャー

運動時のブラジャーってどうしてる?「揺れない」スポーツブラの選び方

運動とスポーツブラ

「普段から運動をする」という人でも、意外と着用率が低いのがスポーツブラ

私が通っているジムで着用率を考えてみると「スポーツブラ4割:普通のブラジャー6割」という感じで「仕事帰りの格好からスポーツウェアに着替えただけ」という人が多いように思います。

スポーツブラを着けない理由としては「普通のブラジャーでも、充分に動けているから」と言う人が多いのですが、実はスポーツブラを着けないと、運動の効率が下がるだけではなく、バストの下垂を招く原因にもなります。

運動時にスポーツブラをする3つの目的

日常生活で着ける普通のブラジャーとスポーツブラジャーは、構造や素材、機能が大きく異なります。

上下の揺れを最小限にする

走るとき、バストはこんなにユレている

上記の画像は、ランニング時のバストをかたどった模型の写真です。

ワコール人間科学研究所では「バストは身体の上下運動の後を追う形で、振り上げられて、脇に流れて、下方向に叩き付けられる」ことを、研究で検証されています。

普通のブラジャーは胸を美しく見せる(形を整える、谷間を作る、すっきりとした見た目にするなど)ことを重視していますが、スポーツブラジャーは胸を支えて、運動時に揺れないことに特化しています。

乳房部分には筋肉がなく、主に乳腺と脂肪細胞、クーパー靭帯で構成されています。
乳腺を皮膚や筋肉につなぎ留めて、バストの下垂を防いでくれるのがクーパー靭帯と呼ばれる繊維組織です。

激しい運動で胸が揺れることで、クーパー靭帯が伸びたり、切れたりすることが、バストの「垂れ下がり」の原因になります。

クーパー靭帯が傷付いてしまうと、元には戻りません
「運動時にスポーツブラジャーを着けることで、バストを守る」ということが、どれほど大切か分かりますね。

また「スポーツブラジャーで胸が押しつぶされて、バストの形が崩れるのでは?」と思うのですが、実際は崩れることはなく、

激しい動きでも動きやすく、ズレにくい

今、日常使いのブラジャーを着けていて、人目が気にならない場所であれば、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねたり、上半身を大きめに揺らしてみたりして下さい。

何となく動きにくさを感じたり、ブラジャーがズレて直したりしませんでしたか?

普通のブラジャーでも運動時の揺れを多少抑えてくれますが、バストの上部分が空いている為、走った時に上部分があふれやすくなります。

またワイヤー入りだと特に締め付けが多く、摩擦で肌を傷付けることも。

中にはカップ付きインナーで代用する人もいますが、ホールド力が低く、サイズが合わない場合が多いので、かなり大きく揺れたり、皮膚が摩擦でこすれたりしやすくなります。

吹石一恵さんが出演するユニクロのブラトップのCMを見ると、最後の階段を降りるシーンで、胸が上下に良く揺れているのが確認できると思います(ちょっと分かりにくいですが……)。

スポーツブラには、快適に運動ができる為の工夫が凝らされています。

例えば柔らかくストレッチ性に優れた素材を使って、動きやすさをアップさせたり、背中側がX字やY字で肩ストラップがズレにくかったりするなど。

何となくスポーツブラには「胸が大きい人が使用する」や「良く運動する人向け」、「スポーツ上級者が着けるもの」という印象を持ちやすいのです。

実際には胸の大きさや運動歴、年齢に関係なく、運動をする女性であれば着けるべきものと考えた方がバストの為です。

汗が乾きやすい

長時間、運動をしていると、気になる「汗」のこと。

スポーツブラには吸湿速乾の素材を使っているので、汗をかいてもすぐに乾きます。

普通のブラジャーでも、通気性を高めた夏用ブラがありますが、そちらは「日常生活で涼しく過ごすためのもの」なので、微妙に機能が異なります。

やはり快適に運動を楽しむ為には、スポーツブラは必要不可欠なインナーウェアといえますね。

スポーツブラの選び方

では実際に「バスをが揺れない」スポーツブラは、どのように探せば良いのでしょうか?

実際にスポーツブラを付けて運動を行なったとしても、サイズやカップの形が体型に合わない場合や、胸が大きく上下する運動(マラソンやエアロビクスなど)を長時間続けた場合など、バストとスポーツブラの動きが合わなくなると、摩擦が起きて肌を傷付ける可能性が高くなります。

その為、使用前に試着をしてサイズやフィット感を確認後「合わないな」と思った場合は、別のスポーツブラを着けることをおすすめします。

スポーツブラを選ぶ時のチェック事項をまとめてみました。

日常使いのブラジャーを選ぶ時と同様に「カップ」「肩紐」「アンダーバスト」で合う合わないかを確認します。

カップ

1.胸元が浮いていない。ぴったり胸にフィットしている。
胸が大きかったり、胸元が浅いタイプのスポーツブラだと、胸元が浮いたり、谷間ができたりします。

2.胸全体が、はみ出していない。
・谷間がくっきりできる
・胸元の部分にバストが乗るほどはみ出している
・胸が押さえつけられていて苦しい
……という場合は、ブラジャーのサイズが小さく、胸に合っていない可能性大です。

3.カップ部分に大きなシワができている
着けた時、カップ部分に大きなシワができている場合、バストに対してサイズが大き過ぎることが考えられます。1サイズ下のスポーツブラを試してみましょう。
少しのシワであれば、中に入れるパットで調整する手もあります。

肩紐

指2本を入れた時、2〜3cmの余裕がある
肩と肩紐の間に2本の指を入れて、2〜3cmほどの余裕があればOK。
肩紐が肩に食い込んだり、ずれてきたりする場合は、アジャスターで調整します。

アンダーバスト

1.指が2本入る程度に余裕がある
アンダーバスト部分に2本の指が入る程度に余裕があること。
キツさや息苦しさを感じる場合は、別のサイズや商品を試してみます。

2.体に対して水平
アンダーバンドの中央が上がっている場合は、アジャスターを調整したり、サイズを変えたりして水平になるようにします。

スポーツの目的に応じて使い分ける

一口で「動くとバストが揺れる」と言っても、行なう動作によって、バストの揺れ方は異なります。

ワコールのスポーツウェアブランド「CW-X」では、スポーツブラを「走る人のブラ」「歩く人のブラ」「動く人のブラ」と分けて、それぞれの動きに応じた機能をもたせたスポーツブラを提供しています。

【走る人のブラ】
特徴:5方向からのサポート機能で、揺れを分散。
ホールド力:大
向き:ランニング、テニス、バスケットボール、フットサルなど、走ったり飛んだりする動きが多いスポーツ向け。

【歩く人のブラ】
特徴:T字のサポート機能で上下のユレを抑える。長時間着けていても楽。
ホールド力:中
向き:ウォーキング、登山、トレッキング、サイクリングなど、長時間歩いたり、自転車をこぐ動きが多い。

【動く人のブラ】
バストにフィットするカップ構造。様々な動きによるズレを軽減。
ホールド力:小
向き:フィットネス、ヨガ、ゴルフ、ダンス、ジムのトレーニングなど、踊ったりひねったりする動きが多い。

スポーツブラが複数種類から選べるような場合は「自分は、どのようなスポーツをする機会が多いか?」で決めてみて下さい。

ちなみに私が通っているジムの場合、いわゆる「走る人のブラ」や「動く人のブラ」を着けている人の割合が多いですね。

最後に

バストアップを実践している人や、胸が大きい人は「バストが揺れるから」という理由で運動を避けがちですが、最近は研究開発も進み、機能性が格段にアップしたスポーツブラも手軽に購入できるようになりました。

これから「スポーツを始めよう」と思っている人は、スポーツウェアだけではなく、スポーツブラも合わせて見ておいて下さいね。

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